今夜はこちらをご紹介。


nomad


Nomade Orquestra(ノマド・オルケストラ)の同名アルバム。
ブラジルの大編成ジャズ・ファンクユニットの2014年作です。


このバンドもよく知らずにHerbie Hancock(ハービー・ハンコック)やPharoah Sanders(ファラオ・サンダーズ)に影響を受けたブラジルの大編成ジャズファンクバンドだってことぐらいしか事前情報はなかったんですけど、ハンコックのファンキージャズの時代がめちゃくちゃ好きなんで、これは間違いないだろうなという感じで買いました。

内容としてはサックス、トランペット、トロンボーン、フルートなんかの管楽器多めの10人編成バンドで、音はサイケデリック感ただよい、時にダビーなエフェクトやシンセが入る感じのスピリチュアルな雰囲気のあるジャズ・ファンク作品。

まず音がいいんですよね。今風に洗練されすぎてない泥臭さの残るこの音。たまにちょっとSun Ra(サン・ラ)っぽい感じとかヴィブラフォン入る曲ではなんとなくFrank Zappa(フランク・ザッパ)っぽい雰囲気もあったりしておおーって思います。

ブラジルらしいフォルクローレ要素やラテンのフレイヴァーももちろん入っていて、ときおりサンプリングなんかのヒップホップの要素も入ってるので、ほんとにごちゃまぜなんですけど、しっかり一貫性があって作品としての完成がとても高いと思います。

踊らすガッツリファンクの曲もありますけど、浮遊感のある6曲目「Vênus(金星)」とかシンセの音が気持ちよくて大好きです。タイトルからしてSun Ra(サン・ラは土星人)っぽいですけど、まさに宇宙!って感じは影響受けてるんでしょうね。

10曲目の「Fuego Polícia 」はブラックスプロイテーションのサントラで使われてそうなファンキーソウル。Bernard Purdie(バーナード・パーディ)並のファンキードラムにしびれます。

あと13曲目「A Vida Vem Em Ondas」のベースラインがなんか好きです。弾いてみたくなる感じ。全体通して聞いてると音楽性の幅広さ驚かされます。

収録曲は全13曲(LPも出てますけど、そっちは曲少ないみたいです)

1. Samurai 
2. Sonhos de Tóquio 
3. Bedum 
4. Humaitá 
5. Morning Birds 
6. Vênus 
7. Garuda 
8. Doce Agonia 
9. Dragão do Mar
10. Fuego Polícia 
11. Rádio ABC 
12. A Última Que Morre 
13. A Vida Vem Em Ondas

今気づきましたけど、タイトルにサムライ(1曲目)とか東京の夢(2曲目)とかあるんで、日本好きなんですかね?
1曲目にもなんか突然片言の日本語入ってましたし(笑)
来日あったら見に行きたいなぁ。

最近新しいアルバムも出たらしいんで、そっちも気になります。
ジャズファンク、スピリチュアル・ジャズ好きの方にはおすすめです。